鳥インフルエンザ感染対策
鳥インフルエンザとは?
鳥類が発症するインフルエンザウイルスです。
A型インフルエンザウイルス」と呼ばれる感染症で、人が感染するインフルエンザウイルスとは異なります。中でも特に病原性が強いのが「高病原性鳥インフルエンザ」と呼ばれるもので、全身症状を発症したり、場合によっては死にいたります。
一方、症状の軽い感染のケースは「低病原性鳥インフルエンザ」と呼ばれ、毛並みの乱れや産卵数の減少する程度で留まります。低病原性は、毎年のように集団発生が報告されているものの、高病原性のような被害は報告されていません。
動物への感染
鳥インフルエンザは、鶏の他にも様々な種類の鳥に感染することが考えられます。
中でも感染しやすい種類として、七面鳥やアヒルがあげられます。
しかし、ほ乳類に関しては、ほとんど見られませんでした。
人への感染
鳥インフルエンザが、鳥から人へ感染するというケースは、ほとんどありません。
しかし、全く可能性がないとはいえず、これまでにいくつかの感染事例がありました。
近年の感染事例
- 2003年2月:香港で鳥インフルエンザウイルスH5N1型の感染が2名確認され、うち1名が死亡。
- 2003年2〜5月:オランダにて、鳥インフルエンザウイルスH7N7型の防疫に取り組んだ86人とその家族3人からウイルスを検出。78人が結膜炎、2人がインフルエンザ様症状、5人がその両方の症状を発症。
- 2004年1〜2月:アジアの広範囲で、鳥インフルエンザウイルスH5N1型が流行。ベトナムで22名(うち15名が死亡)、タイで12名(うち8名が死亡:2004年3月31日現在)の発症者が発生。
感染に対して
鳥インフルエンザに感染した鳥は、全身症状を起こして死にいたるケースが少なくありません。
主な症状としては、以下のようなことがあげられます。
- 呼吸器系症状。
- 神経系症状(首曲がり・元気消失など)。
- 消火器系症状(下痢・食欲減退など)。
- その他。
感染経路は?
感染にいたるまでの主な経路として、以下のような内容が考えられます。
- 排泄物の吸引。
- エサ・水などを介したその他呼吸器への感染。
- 空気感染など。
農場内での感染
農場内においては、鳥インフルエンザウイルスに感染した鶏の排泄物や分泌物、粉塵などによって感染が拡大していきます。また、感染した鳥の移動や、小動物(ネズミなど)の体の表面に鳥インフルエンザウイルスの菌が付着したり、用具・乗り物・飼料・衣類(特に履き物)などを介して、農場や地域と範囲を広げて感染が引き起こる可能性もあります。
農場外からの感染
農場外部からの鳥インフルエンザウイルス感染は、小動物(野鳥など)や、鳥インフルエンザウイルスが発生した地域から輸入された肉や卵、海外発生地から帰国した人が持ち込むケースなどが考えられます。
感染対策方法は?
鳥インフルエンザウイルスの感染対策方法は、以下の内容があげられます。
- 防鳥ネットを飼育舎の周辺に張り、野鳥(スズメなど)が飼育舎に侵入するのを防ぐ。
- 小動物(ネズミなど)が飼育舎に侵入できないようにする。
- 飼育舎を常に清潔にし、手や靴の消毒をこまめに行う。
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